いまさらながらEvernoteを始めてみたら自分のニーズにマッチしすぎてた件
Evernote の存在は当然知っていたが、
- iOSのメモでいいじゃん!
- クラウドはOne Driveで間に合ってる!
でスルーしてた。やってみようかと思ったときもあったが、「良くない」「使いづらい」などマイナスの情報が入ってきて「やっぱいいや」になっていた。
『ライフハック大全』という本をちらちら読みだして、目次前の前書き段階にある「基礎知識:押さえておきたいライフハック基本ツール」にて Evernote をおすすめしていたんでちょうど頭の片隅にいた状態。
ある日、新聞の記事をスクラップしたいなぁと思ったんだけど「切り抜くのもメンドウ」だし、切り抜いても「保管する動作もメンドウ」。というわけで Evernote を使ってみようと思って試したら・・・、
1. 新聞のスクラップ(切り抜き)と管理が捗る
今までは、
- ハサミで切り抜く
* スクラップブックかアイディアノートとしているクロッキー帳にノリで張り付け
Evernoteでは、
- 写真で撮る
* スクラップ専用のノートブックを作成して加えていく。あとはソーシャル系でありがちなタイムラインでずらっと並ぶ。
Evernote のスクラップの捗りポイント
- 自動でパースのついたゆがみ補正(台形の補正)してくれるし
- 文字重視でコントラスト調整してくれてデータサイズが軽く字も読める状態にしてくれる。
- 用途ごとにノートブックを分ければカテゴリー分け管理ができる
今までそーいう機能はキングジムの「SHOT DOCS」というアプリを使っていたが
- 名前(タイトル)が付けられない
- メモとしてテキストを加えることもできない
- フォルダやグループ分けもできない
- ただ撮った順に時系列で並ぶだけ
で不満だった。
デジタル VS リアル
デジタルありがちの場所をとらないという利点もあるが、物としてないというのもある。
個人的には
- アイディアメモ的なもの、保存版じゃないものはデジタル
- 保存版、リアルにモノとして存在してほしい欲求やモチベーションがあるなら従来通りの新聞スクラップ
デザインアイディアはそのまんま切り抜いた方がいい
材質、紙質、印刷の手法(活版印刷、エンボス加工、箔押し、)は写真じゃ掴めないし、色味だって違う。写真は撮影時の照明、色温度で色味が決まりRGBにデジタル化される、実物から跳ね返ってきた光の情報だけ記録しているのだ。実物はインクで色空間がそもそも違うし、光が跳ね返る元をそのまま保存しているわけだ。つまり非圧縮の無劣化保存。
2. 手書きメモ管理が捗る
- 昔からA4コピー用紙や裏紙をクリップボードに挟んで置いておきそれをつかってアイディアをこねくったりまとめたりしていた。
- 何度も閉じてあるノートでやるんだが結局並べ替えができないので嫌になる。
- ミシン目があるノートはちぎった後どう保管すればいいのか悩む
- 作業空間が散らかる原因になる
- 捨てればいいが、過去を振り返るのが好きな性分で、完成後にアイディアメモを見ながら脳内でメイキング映像を再生するのが好き。
- 後でまた見るかもしれない症候群
ハッキリ残すぜ!というレベルの物はいいが。
重要度が高くないレベルの物の保管が厄介だ。
そんなアンチ断捨離気質な自分には Evernote がベストアンサーだった。
とりあえず Evernote で撮影しメモは廃棄候補(シュレッダ手前)の仕訳へ
しばらくして救出することも無かったら廃棄していいんじゃない?
シャーペンの字だと文字が読めるかどうか微妙な場合があるのでコレのためにわざわざフリクションの黒のペンの太め(0.5mm)を買った。細い0.38mmは既にあるが認識しやすさ重視で考えてのチョイス。
ペンという理由は文字と字の色に明確なコントラスが付くこと。
フリクションという選択は書き直しができること。
3. WEBページのスクラップ機能で色々捗る
今までずっと
- WEBページ全体だけ→ブックマークかスクリーンショットかページの保存でいいじゃん
- 一部分ってったって画像でしょ?→スクリーンショットでいいじゃん
試してビックリ
テキストとして、なおかつCSSキープしながらまんまを一部分だけスクラップできるってのは恐れ入った。
使い方は、ブラウザにアドオンを入れるだけ。
自分は紀伊国屋書店に行く前に買う候補の本はWEBで在庫検索し、棚番号を紙にメモって出発する。
試しにこの機能を使ってみたがとても便利だった。
〆. Evernoteを食わず嫌い/侮ってた/天邪鬼な理由で使わないことは反省
つまり、今までメモアプリレベルだと思っていたからスルーしてきた。
「まさかこんな機能があったとは!」
「なんか数年損した気分だ・・・。」
自分のようにみんなが使ってるから!とか、使えないって噂を聞いたとか言わず試しに使ってみるといい。
何でもかんでもコイツを使おうって気はないが。自分にとってピタッとはまる機能があるかもしれない。
自分は名刺機能はいらないから使わないし(こーいうものをソーシャルに吸い上げるのは怖い)、今のところ有料にする気はない。
テキストメモは今まで通りメモかな。
今回の教訓
食わず嫌いじゃなく、食ってから嫌いになろう。